フリーランスが今すぐ会社を作るべき理由・落とせる経費の違いを考えてみた
法人なら何でも経費で落ちる!?
会社を作ると、キチンと理由付けされたものであれば基本的には経費として認められます。
フリーランス(=個人事業主)と法人とで経費の取り扱いが異なる代表的なものとして、以下の費用が挙げられます。
1.生命保険料
フリーランス
所得控除の限度額が12万円となっているので、例えば100万円払ったとしても経費で落とせる金額は12万円となります。
法人
金額に限度額はありません。
保険の内容にもよりますが、例えば掛捨保険であれば支払った全額が経費で落ちることになります。
2.車関係(車本体・ガソリン代・駐車料など)
フリーランス
経費で落とせる金額は仕事で使った部分のみです。
個人名義で購入した車を全額経費で落とすことは、ほぼ出来ないとお考え下さい。
法人
キチンと理由付けされていれば全額を経費で落とせることになります。
3.出張手当
フリーランス
社長自身に対して出張手当を支給することは出来ません。
法人
出張旅費規定を作ることで社長自身に対して出張手当を支給することが出来ます。
金額は1日1万円くらいが目安です。
出張手当は、支給する側の法人では経費となり、支給を受ける側の個人では税金がかかりません。
理想的な節税策なので会社設立の際には必ず出張旅費規定を作成しましょう。
まとめ
多くのフリーランスの税務調査で問題となるのが事業費と家事費の負担割合です。
このような問題に対しても法人経営とすることで、そのリスクを排除することができます。
フリーランスとして経営が安定してきた方は、これを機に法人化を検討してみましょう。